アメリカのトランプ大統領が中東やアフリカからの人の入国を一時的に禁止する大統領

アメリカのトランプ大統領が中東やアフリカからの人の入国を一時的に禁止する大統領令に署名するなど、移民に対する規制を打ち出す中、IOM=国際移住機関のスウィング事務局長がNHKの取材に応じ、「移民が脅威だという思い込みを捨てる必要がある」として、今後もアメリカを目指す移民や難民を支援していく姿勢を強調しました。

去年、国連の機関になったIOMのスウィング事務局長は日本を訪れていて、1日、都内でNHKの単独インタビューに応じました。http://soudan-space.com/modules/d3forum/index.php?post_id=1489
http://war.kill.jp/modules/d3forum/index.php?post_id=1613


この中で、アメリカのトランプ大統領が中東やアフリカの7か国の人の入国を一時的に禁止する大統領令に署名するなど移民に対する規制を打ち出していることについて、「移民が脅威だという思い込みを捨てる必要がある。移民はより安定した生活を求め移住を余儀なくされた人々だ」と述べ、懸念を示しました。

そして、トランプ政権の政策を慎重に見守っていくとしながらも、「いかなる政策が取られても、アメリカを目指す移民や難民の支援に力を尽くす」と述べ、アメリカを目指す移民や難民を今後もさまざまな形で支援していく姿勢を強調しました。http://familypark.life.coocan.jp/white/modules/d3forum/index.php?post_id=131
http://familypark.life.coocan.jp/white/modules/d3forum/index.php?post_id=132


さらに、ことし相次いで選挙が行われるヨーロッパ諸国でも移民の規制を訴える極右政党などが支持を伸ばしていることについて、「移民に対する偏見を取り除き、移民が各国に貢献してきた事実に光を当てることが希望につながる」と述べ、移民に対する差別や偏見をなくすため働きかけていく考えを示しました。