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尿検査で尿量を調べます。尿崩症の場合

尿検査で尿量を調べます。尿崩症の場合、1日尿量が3000mlを超えます。

また、尿浸透圧(尿中に含まれるカリウムやナトリウムなどの濃度)を測定します。尿崩症では、尿中の水分の量が多くなるため、尿浸透圧は低下します。

あわせて、高張食塩水負荷試験という検査を行います。これは、血漿内の抗利尿ホルモン(ADH)の濃度を調べるものです。

また、特に必要な場合には、水制限試験(水分を制限して行う尿検査)という検査を行うこともあります。ただしこの検査は強い苦痛を伴うものであるため、患者さんの状態を絶えず観察できる状況においてのみ行われます。
タイプに応じた検査

尿崩症には、原因により2つのタイプがあります。http://blog.crooz.jp/oujoiaerawe/ShowArticle/?no=2
http://blog.crooz.jp/oujoiaerawe/ShowArticle/?no=1
人間の尿の排泄はホルモンにより調節されています。尿崩症では、この排泄を調節するホルモンのうち、腎臓での水分の再吸収を促す抗利尿ホルモンに不具合が発生することで症状が出ます。

ホルモンの分泌に異常をきたすものが中枢性尿崩症、ホルモンの受け取りに異常をきたすものが腎性尿崩症です。
中枢性尿崩症の検査所見

中枢性尿崩症では、ADH(抗利尿ホルモン)の分泌が低下します。血液検査により、血液中のADH(抗利尿ホルモン)の量を測定します。脳の視床下部・下垂体の腫瘍、脳血管疾患が原因で尿崩症を発症することが多いとされています。必要に応じてMRIやCTなどの画像検査を行い、脳血管疾患の有無を調べます。
腎性尿崩症の検査所見

腎性尿崩症では、ADH(抗利尿ホルモン)の分泌に正常に行われるものの、このホルモンを受け取る受容体の遺伝子に異常があることで、ホルモンがうまくうけとれず症状が出ます。重大な合併症として、血液中のナトリウム濃度が高くなる高ナトリウム血症がみられます。

加えて、多尿により腎臓や膀胱が拡張し、水腎症や巨大膀胱などの尿路系の疾患がみられることがあります。悪化すると腎機能が低下し、腎不全を引き起こすため、早期発見が必要です。腹部超音波検査や腹部CT検査などの画像検査を行い、腎臓や膀胱の状態を調べます。

水腎症の検査・治療については「水腎症の検査と治療を解説!小児の場合はどうする?」の記事を参照にしてください。
尿崩症の治療

いろいろな薬
中枢性尿崩症の治療

主に薬物療法を行います。不足している抗利尿ホルモンを補うために、抗利尿ホルモンと同じはたらきをするデスモプレシン製剤を投与します。鼻から投与するデスモプレシン点鼻液、デスモプレシンスプレーや、https://eventregist.com/p/oujoiaerawe
http://oujoiaerawe.asks.jp/321.html
水なしで飲める口腔内崩壊錠のデスモプレシン錠剤(商品名:ミニリンメルトOD錠)が一般的です。

デスモプレシンは、副作用として低ナトリウム血症(水中毒)や口の渇きなどが報告されています。全身のだるさや頭痛、吐き気などがみられた場合、低ナトリウム血症を引き起こしている可能性がありますので、医師に相談してください。

脳腫瘍などの脳血管疾患が原因にある場合は、原因疾患の治療を行うことで、症状が改善されます。
腎性尿崩症の治療

腎性尿崩症は遺伝子異常により発生しますが、原因がはっきりしておらず完治させるための治療法は開発されていません。軽度の腎性尿崩症では、中枢性尿崩症と同様にデスモプレシン製剤を投与することで、症状が改善することがあります。

合併症の予防のために、必要に応じて水分の排出を促す利尿薬を投与します。また、インドメタシンなどの非ステロイド系抗炎症薬が効果的な場合もあります。